■【コラム】階段の昇り降りで膝がつらいあなたへ
2026.06.26(金)
「階段を上る時に膝が痛む」
「下りる時の方が特につらい」
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
膝の痛みがあると、「年齢のせいかな」「軟骨がすり減っているのかな」と不安になることもあります。しかし、膝そのものだけでなく、周囲の筋肉や関節の機能低下が原因になっているケースも多くあります。
■なぜ階段で膝が痛くなるの?
平地を歩く時と比べて、階段の昇り降りでは膝に大きな負担がかかります。
特に下り階段では、体重の数倍もの力が膝関節に加わるため、膝周辺の筋肉が弱っていたり、関節の動きが悪くなっていたりすると痛みが出やすくなります。
また、
・太ももの前側(大腿四頭筋)の
筋力低下や筋肉の拘縮
・お尻の筋肉の弱化
・股関節や足首の柔軟性低下
・体重増加
・姿勢の乱れ
なども膝への負担を増やす原因になります。
■まずは股関節と足首を動かそう
膝は股関節と足首の間にある関節です。
股関節や足首が十分に動かないと、そのしわ寄せが膝に集中してしまいます。
特にデスクワーク中心の生活をしている方は、股関節の前側が硬くなりやすく、お尻の筋肉も働きにくくなっています。
毎日数分でも、
・股関節回し
・股関節前のストレッチ
・もも前のストレッチ
・もも裏のストレッチ
・ふくらはぎのストレッチ
・足首回し
を行うことで、膝への負担軽減が期待できます。
■太ももだけでなくお尻も鍛える
膝痛対策というと太ももの筋トレをイメージする方が多いですが、お尻の筋肉も非常に重要です。
お尻の筋肉がしっかり働くと、階段の昇り降りで体重を支えやすくなり、膝への負担が分散されます。
おすすめは、
・スクワット(浅めでもOK)
・ヒップリフト
・椅子からの立ち座り運動
などのシンプルなトレーニングです。
無理なく継続することが大切です。
■体重管理も膝の負担軽減につながる
体重が1kg増えると、歩行時や階段昇降時には膝へ数kg分の負担増加が起こると言われています。
極端な食事制限は必要ありませんが、
・たんぱく質をしっかり摂る
・糖質を摂りすぎない
・間食を見直す
・適度な運動を続ける
ことで、膝への負担軽減につながります。
■痛みを我慢し続けないこと
膝の痛みが続いている状態で無理をすると、動くこと自体が嫌になり、さらに筋力や柔軟性が低下する悪循環に陥ります。
「少し痛いから動かない」ではなく、「痛みが少ない範囲で適切に動く」ことが大切です。
階段の昇り降りで膝が痛む方は、膝だけを見るのではなく、股関節・足首の柔軟性向上と、お尻や太ももの筋力強化を意識してみてください。
正しい運動習慣を身につけることで、階段を気持ちよく昇り降りできる身体づくりにつながります。
※膝の痛み、腫れが強い場合や、安静にしていても痛みが続く場合は、医療機関での相談をおすすめします。




