■【コラム】緊張で眠れず、睡眠不足気味なあなたへ
2026.08.10(月)
「明日は大事な予定がある」「仕事で失敗できない」「人前で話さなければいけない」――。
そんな日の前夜、布団に入ってもなかなか眠れないことはありませんか?
眠らなければと思うほど目が冴えてしまい、「明日は睡眠不足で大丈夫かな……」と、さらに不安になる。これでは、ますます眠りにくくなってしまいます。
実は、緊張して眠れないのは、あなたの意思が弱いからではありません。大切な予定や強いプレッシャーがあると、心身が「緊張モード」になり、眠りに入りにくくなることがあります。
■「眠らなければ」と頑張りすぎない
眠れない夜にまず意識したいのが、「絶対に眠らなければ」と頑張りすぎないこと。
眠ろう、眠ろうと意識するほど、脳は「眠れているか?」を確認し続けてしまいます。
時計を何度も見て、「もう○時だ」「あと○時間しか寝られない」と考えるのも、焦りを強くする原因になります。
眠れないときは、「今日は少し眠りが浅くても大丈夫」「横になって休めていればいい」と、少し気持ちを緩めてみましょう。
睡眠を“成功させる”のではなく、“休む時間”と考えることがポイントです。
■寝る前は、体をリラックスモードへ
緊張しているときは、体にも力が入りやすくなっています。
そこでおすすめなのが、寝る前のゆったりした呼吸です。
鼻からゆっくり息を吸い、口から細く長く吐き出します。これを数回繰り返すだけでも、呼吸に意識が向き、頭の中の考え事から少し距離を置きやすくなります。
さらに、肩をすくめてストンと落とす、手を軽く握ってから力を抜くなど、体の緊張を意識的にゆるめるのもおすすめです。
「頑張ってリラックスする」のではなく、「力を抜くことを思い出す」くらいの感覚で十分です。
■頭の中の不安を書き出す
緊張して眠れないときは、頭の中で同じことを何度も考えてしまいがちです。
「明日は大丈夫かな」
「忘れ物はないかな」
「うまくできるかな」
そんな考えが止まらない場合は、紙やメモに書き出してみましょう。
不安そのものを消す必要はありません。
「明日の朝に確認すること」
「忘れたくないこと」
「今できる準備」
などを書き出すだけでも、「これは明日の自分に任せよう」と頭の中を整理しやすくなります。
■睡眠不足の翌日は、無理をしすぎない
一晩眠りが浅かったからといって、すぐに健康が大きく崩れるわけではありません。
睡眠不足の翌日は、眠気や集中力の低下を感じることがあるため、可能であれば予定を詰め込みすぎず、こまめに休憩を取りましょう。
朝はカーテンを開けて明るい光を浴び、日中は軽く体を動かすこともおすすめです。
そして、その日の夜に「昨日眠れなかったから今日こそ絶対に寝る!」と力まないこと。
睡眠は、頑張ってコントロールするものというより、生活リズムを整えることで自然に訪れやすくするものです。
■眠れない自分を責めない
緊張で眠れない夜があっても、「自分は睡眠が下手だ」と考える必要はありません。
大切なことを前にして緊張するのは、それだけ真剣に向き合っている証拠でもあります。
■眠れないときは、まず深呼吸。
肩の力を抜いて、スマートフォンから少し離れ、部屋を暗くして、静かに体を休ませましょう。
「眠れなくても、今は休んでいる」
そう考えるだけでも、気持ちは少し楽になるかもしれません。
もし眠れない状態が長く続いたり、日中の強い眠気や生活への支障が続いたりする場合は、睡眠の専門家や医療機関に相談することも大切です。
■眠れない夜ほど、眠ろうと頑張りすぎない。
今日のあなたに必要なのは、「もっと頑張ること」ではなく、心と体に「もう休んでいいよ」と伝える時間なのかもしれません。




