■【コラム】胸椎固まっていませんか?
2026.08.19(水)
「肩がこる」「背中が張る」「姿勢が悪くなってきた」――そんなお悩みがある方は、もしかすると胸椎(きょうつい)の動きが硬くなっているかもしれません。
胸椎とは、背骨のうち首の下から腰の上までにある12個の骨の部分です。肋骨ともつながっており、上半身の動きや姿勢、呼吸にも関わる重要な場所です。
■胸椎は「動く」ことが大切
背骨は、首の「頸椎」、胸の「胸椎」、腰の「腰椎」に分かれています。
その中でも胸椎には、曲げる・伸ばす・左右に倒す・ひねるといったさまざまな動きがあります。
ところが、デスクワークやスマートフォンの使用などで長時間同じ姿勢を続けていると、胸椎を動かす機会が減ってしまいます。
特に背中が丸くなった状態が続くと、胸椎が伸びにくくなり、肩や首周りに負担がかかることもあります。
さらに、胸椎がうまく動かないと、その動きを補うために肩や腰など別の場所が頑張りすぎてしまうことも。
「肩をほぐしているのに、すぐにまた肩がこる」という方は、肩だけではなく胸椎の動きにも目を向けてみましょう。
■胸椎を動かす簡単エクササイズ
おすすめは、四つ這いで行う「胸椎回旋運動」です。
まず四つ這いになり、両手を肩の下、膝を股関節の下に置きます。
①右手を頭の後ろに添えます。
②息を吐きながら、右肘を左方向へ向けるように体をひねります。
③次に息を吸いながら、右肘を天井へ向けるように胸を開きます。
④無理のない範囲でゆっくり繰り返します。
左右それぞれ5〜8回程度を目安に行ってみましょう。
ポイントは、腰を大きく動かすのではなく、胸のあたりからひねること。反動を使わず、呼吸に合わせてゆっくり行うのがおすすめです。
■胸椎が動くと、体の動きも変わる
胸椎は、単純に「背中の骨」というだけではありません。
肩や腕を動かすとき、歩くとき、体をひねるときなど、日常のさまざまな動作に関係しています。
また、胸椎は肋骨とつながっているため、胸郭の動きにも関係します。胸周りが硬くなっていると、呼吸が浅く感じることもあります。
だからこそ、筋肉を鍛えるだけではなく、「しっかり動かせる体」を作ることも大切なのです。
■毎日のちょっとした習慣から
胸椎の柔軟性を保つために、特別な運動を長時間行う必要はありません。
仕事の合間に背筋を伸ばして深呼吸する、座ったまま上半身をゆっくり左右にひねる、入浴後に胸を開くストレッチをする――。
こうした小さな習慣でも、胸椎を動かすきっかけになります。
「最近、背中が丸くなってきた」「肩や首が気になる」「体をひねりにくい」と感じている方は、ぜひ一度、胸椎の動きをチェックしてみてください。
動かせる背骨は、動きやすい体づくりの土台。
今日から少しずつ胸椎を動かして、軽やかに動ける体を目指していきましょう!




