■【コラム】わけもなく不安な気持ちになる。そんなあなたはこれを試してみて
2026.07.10(金)
「特に理由はないのに不安になる」
「朝から気分が重く、何となく落ち着かない」
「将来のことを考えると胸がザワザワする」
そんな経験はありませんか?
実は、このような不安は心だけの問題ではなく、体の状態が大きく関係していることがあります。
ストレスや睡眠不足、運動不足、疲労の蓄積などによって自律神経のバランスが乱れると、危険がない状況でも脳は「何か不安だ」と感じやすくなります。つまり、不安を感じる原因が「考え方」ではなく、「体のコンディション」にあることも少なくないのです。
だからこそ、不安を感じたときは無理に前向きになろうとするよりも、まずは体を整えることから始めてみましょう。
■まずおすすめしたいのが「ゆっくり息を吐くこと」です。
不安なときは無意識に呼吸が浅く速くなっています。そこで、鼻から軽く息を吸い、口から吸う時間の2倍ほどかけてゆっくり吐いてみましょう。
例えば「4秒吸って、8秒吐く」を5回ほど繰り返すだけでも、副交感神経が働きやすくなり、気持ちが少しずつ落ち着いてきます。
■次に試してほしいのが、軽く体を動かすことです。
「不安なのに運動なんてできない」と思うかもしれませんが、激しい運動は必要ありません。
・5〜10分散歩する
・肩を大きく回す
・背伸びをする
・スクワットを10回だけ行う
この程度でも十分です。
筋肉が動くことで血流が良くなり、脳にも酸素が届きやすくなります。また、運動によって気分を安定させる物質の分泌も促されるため、不安が和らぎやすくなります。
■さらに、水分不足にも注意しましょう。
体内の水分が不足すると血液循環が悪くなり、疲労感や集中力の低下を感じやすくなります。その結果、「何となく調子が悪い」という感覚が不安につながることもあります。
コーヒーばかりではなく、水や麦茶などでこまめに水分補給をすることも、自律神経を整えるためには大切です。
■そして、意外と見落とされがちなのが睡眠です。
睡眠不足が続くと脳はストレスに敏感になり、小さな出来事でも大きな不安として感じやすくなります。
寝る1時間前はスマートフォンを見る時間を減らし、照明を少し暗くして、ストレッチや深呼吸などでリラックスする時間を作ってみましょう。
「眠らなければ」と焦る必要はありません。心地よく休める環境を整えることが、結果として質の良い睡眠につながります。
■最後に覚えておいていただきたいのは、「不安をなくそう」と頑張りすぎないことです。
不安は誰にでもある自然な感情です。それを無理に消そうとすると、かえって意識してしまい、不安が強くなることがあります。
「今は少し疲れているだけかもしれない」
「今日は体を休ませる日なんだな」
そんなふうに自分を責めず、体のサインとして受け止めてみてください。
心と体はつながっています。
理由のない不安を感じたときこそ、考え続けるよりも「呼吸を整える」「少し歩く」「体を伸ばす」「しっかり眠る」といったシンプルな行動が、気持ちを落ち着かせる第一歩になります。
毎日の小さなセルフケアを積み重ねることで、自律神経が整い、不安に振り回されにくい心と体を育てていきましょう。




