■【コラム】血流が良くなると内臓の働きが活発になる
2026.08.15(土)
「最近、胃腸の調子がいまひとつ」「食後にお腹が重い」「なんとなく体がだるい」――そんなとき、意識したいのが「血流」です。
血液には、酸素や栄養素を全身に届け、二酸化炭素や代謝によって生じた不要な物質を運び出す役割があります。つまり、血流がスムーズであることは、筋肉や脳だけでなく、内臓が働くためにも大切なのです。
では、血流が良くなると、なぜ内臓の働きにも良い影響が期待できるのでしょうか?
■内臓も血液から栄養を受け取っている
心臓や胃、腸、肝臓、腎臓など、私たちの体の中にある臓器も、当然ながら血液によって運ばれてくる酸素や栄養素を利用しています。
血液の流れが保たれていることで、内臓の細胞へ必要なものが届けられ、細胞が活動しやすい環境がつくられます。
特に消化器官では、食べ物を消化・吸収するために多くのエネルギーを必要とします。食事をした後に胃や腸へ血流が集まるのも、その働きをサポートするためです。
つまり、体全体の血流を良好に保つことは、内臓が本来の働きをするための土台づくりともいえます。
■「動く」ことが血流アップにつながる
血流を良くするために、特別な運動を毎日長時間おこなう必要はありません。
おすすめなのが、ウォーキングや軽いスクワット、ストレッチなど、無理なく続けられる運動です。
筋肉を動かすと、筋肉の収縮によって血液が押し流される「筋ポンプ作用」が働きます。特にふくらはぎは、下半身にたまった血液を心臓へ戻す働きを助けるため、「第二の心臓」と呼ばれることもあります。
長時間座りっぱなしの方は、まず立ち上がって歩く、かかとの上げ下げをする、足首を動かすといった小さな運動から始めてみましょう。
■深い呼吸を意識してみよう
血流を考えるとき、意外と見落としやすいのが「呼吸」です。
緊張やストレスが続くと、呼吸が浅くなり、体に力が入りやすくなります。そこで、ゆっくり息を吐くことを意識した深い呼吸を取り入れてみましょう。
呼吸に合わせて肋骨やお腹が動くことで、体をリラックスさせるきっかけにもなります。
「運動する時間がない」という方でも、朝起きたときや仕事の合間、寝る前などに数回ゆっくり呼吸するだけなら取り入れやすいでしょう。
■血流を整えて、内側から元気に
血流が良くなれば、すべての内臓の働きが自動的に活発になる、という単純な話ではありません。しかし、血液が全身を巡り、酸素や栄養を届けることは、健康な体を維持するうえで欠かせない要素です。
だからこそ、日頃から「こまめに動く」「体を冷やしすぎない」「深い呼吸をする」「バランスの良い食事をとる」といった基本的な習慣を大切にしましょう。
内臓は、普段は目で見ることができません。でも、毎日の生活を支えてくれている大切な存在です。
まずは今日、座りっぱなしの時間を少し減らして、数分歩いてみる。
そんな小さな一歩から、血流を意識した健康習慣を始めてみませんか?




